こんにちは、水城真以です。
「『森家先代実録』から学ぶ、森乱丸について」も6回目となりました。
WordPressに限らず、ブログのヒット率を上げるには、やはり「頻繁に更新すること」らしいです。活発なブログは、Google検索などでもヒットしやすくなるんだとか。
とはいえ、せっかく運営するなら、なるべく読んだ人が「なるほどな」「そういう解釈もあるのか」と思えるような内容にしたいと考えています。
私自身、まだまだ乱丸に限らず歴史に関しては学ぶことばかりです。持っている史料も少なめ(現地へのフィールドワークがメインの歴史ヲタクです)。
このブログを運営していく上で、自分自身もゼロから勉強し直すことができれば良いなと思っています。
というわけで、今日も『森家先代実録』を紹介しつつ、私なりの森乱丸の考察をしていければと思います。
今日ご紹介するのは、森乱丸の有名なエピソードです。
もしかしたらご存じの方もいるのではないでしょうか?
それでは今日も、ゆっくりとお楽しみください。
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1枚足りない! 念には念を? 信長の爪と乱丸
信長公、ある時自ら手の爪をお切りになり、扇の上に爪を置かれて、「これを捨てよ」と乱丸にお渡しになられた。乱丸は隣の部屋で爪の数を数えて見られたが、爪が9つしかなかったので、信長公の元へ立ち戻られてお足元を見回られていたところ、信長公から、
「何を探しているのだ」
と尋ねられた。
「お爪がひとつ足りません」
と申し上げれば、信長公はお手より爪を1つ取り出されて乱丸へお渡しになられ、お傍にいた他の小姓達へ、
「乱丸はよき人の(薬用朝鮮)人参である。骨を煎じてお前達に飲ませたいものだ」
とのお言葉があった。全てに念を入れて奉公するようにとのおおせであったということだ。
Wikipediaや歴史番組で乱丸が紹介される際には、よく取り上げられるエピソードです。
「やれ」と言われたことをやって終わりにするのではなく、相手が望んでいることは何かに注目し、最善を尽くす――乱丸の念入りな性格と、それに気づいている信長公との絆の深さがうかがえるエピソードです。
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森乱丸、信長公の問いに返事をしない。
ある時、信長公が厠にいらっしゃった時に、乱丸はお供で信長公の刀をお持ちになっていたが、その刀の鞘の刻みの数を数えていたのを、信長公が厠の隙間からご覧になっていた。
後日、信長公は小姓達をお集めになって「この鞘の刻みの数を言ってみよ。言い当てた者にはこの刀を与えよう」とおっしゃれば、小姓達は皆々思い思いに数を申し上げていた。
しかし、乱丸は何とも答えなかった。
「乱丸はどうして言わないのだ」
と信長公がおっしゃったので、乱丸が
「以前より刻みの数を知っているのです」
と申し上げたところ、信長公は甚だ感心されて、乱丸にその刀をお与えになった。
このエピソードも有名ですね。
乱丸の生真面目な性格を象徴するエピソードです。
「答えを知っているから余裕だ」と刀をもらおうとするのではなく、「自分は答えを知っている。ここで応えるのは不正になってしまう」と考えたのでしょうか?
少し前まで、信長公は「時代を先駆けた異端児」とされていました。
しかし、昨今の研究では三好長慶などを手本とした政策(楽市・楽座など)が多く、とても慎重で前例を重んじる性格だった――と言われています。
『森家先代実録』に限らず、森家に関する史料は江戸時代以降に成立したものが多いため、「間違いなく史実である!」と断ずるには注意が必要です。
しかし、こうした乱丸の人柄について触れると、「最新研究で見えてきた信長公と相性が良いのでは?」と感じるのでした。
これまで更新した『森家先代実録』から見る森乱丸の考察をリンクにまとめました。
あくまで個人の感想ですが、随時追加していく予定です。ぜひチェックしてもらえたら幸いです。


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